帰高。

そもそも、行けたことが奇跡です。
バス発車時間の19時40分を夜の9時40分と間違えていることに気づいたのが、発車2時間前。暢気に父の車を運転していました。
家から高松駅まで車で20分はかかるのに、19時25分の時点でタクシーを捜して家の周りをうろうろする始末。住宅街でタクシーが徘徊しているわけもなく、おろおろしていたら、マンションの下で予約タクシー待ちぼうけをくらっているではないですか!
「すいません。お仲間のタクシーを呼んでもらえませんか。40分までに高松駅に…」「ええっ!すぐに行きましょう!」
てなわけで、裏道をすっとばして発車1分前に着き、涼しい顔で出発。
翌朝、あずさ2号ならぬ7号で顔を洗い八ヶ岳ロイヤルホテルへ。
翌晩は、大学時代に10人がかりで宗教勧誘してくれたにもかかわらず、「その教えは心理学でも裏づけできるから、心理学勉強したほうがええよ。お金かからへんし」と、真剣に返事をしてしまったことのある友人と、河合我聞がよく来るというイタリアンに。なぜかコンソメの味付けばかりで、お菓子好きの私はヤミツキ。
渋谷区の庶民的な商店街に建つ彼女のアパートは、私が住んでいた伏見区枯木町の部屋みたいで落ち着けました。
その翌日は、金沢文庫の山に切り開かれた巨大なプール付きリゾートマンション街の一戸を買った友人を訪問。2歳と4歳の男の子にご飯を食べさせたり、お風呂に入れたら思い切り泣かれ先に出て行かれたり…。「あっこちゃんと入りたい」って言うたのはキミらやで〜。
さらに、横浜美術館ルーブル美術館展をしていることを知り、1点1点じっくり鑑賞して4時間も滞在してしまいました。わざわざ京都の美術館まで行こうとしていたのでラッキー!
行き当たりばったりだった旅の共通点は、「毎晩イタリアンだった」ことくらいです。
何がDIETかって、ここまで来て中華街に行かなかったことくらいです。
食よりアート!